FC-BOOKとは?(Purpose)

FC-BOOKは、中小企業・個人事業主・NPOなどが抱える「経理・請求・支払・資金繰り」を、シンプルかつ一元的に管理できるように設計された業務支援アプリケーションです。

複数のスプレッドシートや手作業をなくし、“見える経営”と“迷わない日次運用”を支援します。

FC-BOOKでできること(Core Concept)

  • 記録の自動化:売上・支払・取引を自動的につなぐ。
  • 経営の見える化:リアルタイムで資金・収益・コストを可視化。
  • シンプルな操作性:専門知識がなくても直感的に扱えるUI。
  • 安全なチーム利用:ユーザー権限や監査ログで安心運用。

FC-BOOK主な機能(Features Overview)

機能カテゴリ 概要 実現できること
ダッシュボード 経営と資金の可視化 売上・費用・利益・残高・資金繰りの状況をひと目で確認
請求管理(Invoices) 請求書の作成と入金管理 請求書の発行、送付、回収状況の追跡、未入金リストの抽出
売上管理(Sales) 売上明細の整理と突合 案件ごとの売上登録、請求/入金との照合、未請求チェック
入金・支払管理(Payments) 支払予定と実績管理 買掛・経費の支払スケジュール、実行・完了処理、残高調整
取引・仕訳管理(Transactions) 会計帳簿の自動生成 すべての入出金を勘定科目で整理し、正しい仕訳を形成
レポート(Reports) 分析と意思決定支援 試算表・利益構成・費用分析などを自動レポート化
マスタ管理(Master Data) 入力を支える基礎設定 勘定科目・取引先・税設定などの基礎データを一元管理
サポート(Support) 問い合わせ・改善管理 社内外からの問い合わせをチケット化し、対応状況を可視化
ユーザー・権限管理(Users) 安全なチーム利用 招待・認証・権限設定・操作履歴の管理でガバナンス強化

FC-BOOKで
実現できる業務価値(Business Impact)

  • 請求漏れ・支払遅れをゼロ化
  • 経営数値をリアルタイムで可視化
  • 経理・管理部門の工数削減(最大40〜60%)
  • 社内ルールや会計処理を標準化
  • 月次締め・年次決算のスピード化

FC-BOOK導
導入後の効果(Outcome)

経営者

キャッシュフローと収益構造を即時把握し、意思決定が早くなる。

経理担当

手入力・突合・集計が自動化し、月次処理が半分以下に短縮。

現場部門

売上・請求・支払の進捗が明確になり、社内調整がスムーズ。

監査・税理士

データが整理されており、確認・申告作業が効率化。

FC-BOOK各種ページ概要

ダッシュボード

目的:今の資金状態と直近の重要KPIをひと目で把握。

このページでできること

  • 期間内の入金総額・出金総額・残高推移の確認
  • 売上・費用・利益など主要KPIのカード表示を確認
  • 入出金の偏りや資金ショートの兆候を早期に察知

日々の使い方

  • 朝一で残高と入出金見込みを確認(資金繰り状況の把握)
  • 今週の売上・回収見込みをチェック
  • 直近で異常な増減(急な支出/入金遅れ)にフラグ

活用Tips

  • 経営会議の冒頭5分はダッシュボードで共通認識合わせ
  • キャッシュが薄まる週は支払予定を前倒し/後ろ倒しで調整

請求(Invoices)

目的:請求書の発行と回収状況の管理。

このページでできること

  • 請求書の新規作成・編集・再発行
  • 期日・金額・顧客別の請求一覧管理
  • 未入金リストの抽出とフォロー優先順位付け

日々の使い方

  • 月次・案件完了時に請求書を作成
  • 支払期日が近い未入金の取引先へ催促メールや電話
  • 入金が確認できたらステータスを「入金済」に更新

活用Tips

  • 「期日順」で並べ替え、今週・翌週の回収行動を見える化
  • 顧客別の入金スピードを把握して条件交渉に活かす

売上(Billings)

目的:請求前後の売上明細を整理し、回収と突合。

このページでできること

  • 案件・商品・サービスごとの売上登録
  • 売上状況(請求済/未請求/入金済)の管理
  • 顧客や期間別の売上集計

日々の使い方

  • 受注や納品のタイミングで売上明細を追加
  • 月次で未請求の売上を一覧化→請求へ展開
  • 入金と売上の突合(照合)で漏れ防止

活用Tips

  • 未請求が増えていないか毎週チェック→キャッシュ化を早める
  • サービス別の売上構成比を見て戦略・値付けを再検討

入金・支払(Payments)

目的:買掛や支払予定を管理し、資金繰りを安定化。

このページでできること

  • 仕入・外注費・経費などの支払登録
  • 支払期日のカレンダー/リスト管理
  • 支払方法(銀行/カード/現金/その他)の記録

日々の使い方

  • 請求書受領時に支払予定を登録(期日・金額)
  • 週次で今週の支払リストをチェック→承認→実行
  • 実行後に支払完了へ更新し、残高と整合

活用Tips

  • 期日が集中する月は前倒し/分割を取引先と相談
  • カード払いを上手に活用して支払サイトを最適化

取引・仕訳(Transactions)

目的:すべての入出金を正しい勘定科目に分類し、帳簿を整える。

このページでできること

  • 収益/費用/振替など取引の登録・編集
  • 勘定科目・日付・金額・説明の明確化
  • 期間・科目・タイプ別の集計と簡易分析

日々の使い方

  • 日常の支払/入金を取引として登録
  • 月次で未分類項目をゼロに(科目付けの徹底)
  • 説明欄に案件名・用途を補足→後日の照会が容易

活用Tips

  • • 同じ取引が頻出する場合はメモ書きルールを統一
  • 仮勘定の放置はNG。月末までに必ず解消

レポート(Reports)

目的:数字を見える化し、意思決定を支援。

このページでできること

  • 試算表:勘定科目別の残高を確認
  • 財務レポート:売上・費用・粗利・利益率・費用構成
  • 月次/年次の締めフロー(締め忘れの防止)

日々の使い方

  • 月末に全取引が計上済みか確認→レポートで整合チェック
  • 粗利率・費用構成の変化を把握→施策に反映
  • 四半期ごとに前年/前年同月比でトレンド把握

活用Tips

  • 「費用構成」を役員会で共有→固定費の見直し材料に
  • 銀行折衝や補助金申請の根拠資料として活用

マスタ管理(Master)

目的:日々の入力をスムーズにするための基礎データ整備。

このページでできること

  • 勘定科目:社内ルールに合わせて科目・カテゴリを整理
  • 取引先:取引先情報(名称/連絡先)と売上・入金状況の把握
  • 税設定:税率・税区分の管理(軽減税率などの準備)

日々の使い方

  • 新規取引開始時に取引先を登録
  • 科目の乱立を避けるため、月1回は棚卸し
  • 税率改定や特例対応時に税区分を更新

活用Tips

  • 科目名・説明をわかりやすく→入力ミスや分類揺れを削減
  • 取引先メモに締め日・支払サイトを記載すると便利

サポート(Support)

目的:社内/顧客からの問い合わせや運用課題を可視化。

このページでできること

  • 問い合わせ(チケット)の登録・対応状況管理
  • ステータス別(対応中/完了)の仕分け
  • ガイド・お知らせの掲示

日々の使い方

  • 本番運用での不明点や改善要望をチケット登録
  • 担当割り当てと期限設定で取りこぼし防止
  • 定例MTGで未完了チケットをレビュー

活用Tips

  • 「再発防止メモ」を残してナレッジを蓄積
  • よくある質問は社内ガイドに昇格

ユーザー&権限(Users)

目的:安全かつスムーズにチーム運用。

このページでできること

  • 利用ユーザーの登録・招待・権限設定
  • プロフィール/通知設定の管理
  • メール認証による不正利用の抑止

日々の使い方

  • 入社・担当変更時に権限を適切に更新
  • 退職者の即時無効化でセキュリティ担保
  • 定期的にアクティブユーザーを棚卸し

活用Tips

  • 権限は「最小限」を基本に、例外は申請制に
  • 年2回はアクセス権監査を実施